現代人のうつ傾向はスマホのせいだ。物理的な意味で

現代人って多かれ少なかれうつ傾向じゃないですか。すいませんいきなり。
将来にたいして漠然とした不安を持っていたり、どうすればいいのかわからなかったり、
日常を過ごしてる心情円グラフを書けば絶対「アンハッピーな時間」のほうが多い人のほうが多いはず。

それ原因スマホが結構大きいと思うんですよね。
いやネットとかSNSとかそういう意味ではなく、物理的な意味で。

 

スマホはヒトを「下に向かせる」

スマホを見てるときって大体姿勢が下を向いているじゃないですか。
それなんじゃないかなと思っています。

よく「割り箸を口に横にしてはさむ→笑ったときの口の形になる→気分がよくなる」とか、
「悲しいから泣くんじゃなくて、泣くから悲しいんだ」
などといいますが、それと同じで、
「うつむいているから悲しいんだ」になってしまっているのではないかと。

脳の成り立ちを考えても、もともと脳は身体とともに機能するようにできています。
身体はあくまで入力装置で、脳はそれに対して出力をする仕組みです。
(だからやる気を出したい時は、頭でやる気を出そうとするのではなく、とにかく「足上げ」をしたほうがやる気が出る)

 

いやスマホが無かった時代も下向いてたじゃん?という反論

スマホが無かった時代も、本を読んでいたり読み書きをしていたり、で
身体は同じように下を向いていました。
でもそれとスマホが決定的に違う一つの要因は、
「透過光である」ということだと思います。

紙は「反射光」です。紙自体が発光して目に届いているのではなく、
外部の光源からの光線を反射させています。
一方スマホはそれ自体が発光している「透過光」です。
テレビやモニター画面も透過光ですが、この透過光の特徴のひとつに、
「ヒトを中毒にさせる」効果があると言われています。(まだ確定ではなさそうですが)
それ自体が発光しているモノを、人間は無意識に熱中してしまうそうです。
ある説には、「暗闇という究極の不安を解消してくれる『光源』にヒトはとてつもない恍惚感を覚えてしまう」だとか、「ヒトの営みを可能にしてくれる太陽は透過光だからそれと近しいモノには恍惚感を覚えてしまう」だとか言われていますが本当かどうかはまだアレです。
でもどちらにせよ、透過光のものを見ることにヒトは中毒性がありそうなのです。

だからより深く入り込んでうつむく姿勢をしてしまう

そうすると入力器官である身体は「あれ、自分落ち込んでんじゃね?」と反応する。
脳はその信号を受け取り「あれ、自分落ち込んでるな。ちょっとガード固めよう」的な感じでたとえば身体に「守れ」信号を送る。
「守れ」信号とはすなわち活発になるな、なにか問題がある、下手に動くと動物たちに殺されてしまうかもしれない(脳は本気でそう思っているはず)、みたいにヒトを軽いうつ傾向にさせる。

こんな感じで現代人の慢性的なうつ傾向につながっているんじゃないかと思うんです。

 

スマホを見過ぎず、物理的に前を向く

テレビの時代ってよくも悪くも今ほど暗い精神状態じゃなかった気がします。
いやもちろん景気とか出生率とか年金とかSNSとか今と違ったかもしれないですけど。
でもそれを抜きにしたってなんだかもっと余裕があったはずだと思います。

その原因のひとつに「単にテレビは物理的に前を向いて見るデバイスだったから」
っていうのが冗談ぬきにあるんじゃないかと。

まずは電車ではスマホを見ない、とか、
一日一回上を向く意識をつける、とか、
それだけでも気分がほんのすこし変わるかもしれない。

そんなことを思いながらスマホでこの記事を書きました。将来が不安だ。どうすればいいんだろう俺。